水西駅と大田、釜山、木浦をつなぐ水西高速鉄道(SRT)が8日に開通した。これで鉄道利用者は従来の高速鉄道のKTXとSRTのうち好みに合わせて高速鉄道を選択できるようになった
[Korea.net] 高速鉄道でソウル-釜山(プサン)、またはソウル-木浦(モクポ)間を旅行するへ旅に出る人々に新しい選択肢ができた。それは水西高速鉄道(Super Rapid Train、以下SRT)が8日に開通したためだ。

ソウル江南区(カンナムく)水西(スソ)駅から釜山間を1日80回、光州松汀(クァンジュ・ソンジョン)と木浦まではそれぞれ22回と18回運行する。SRTの最高時速は300kmで、釜山まで最短2時間9分、木浦までは2時間6分で着く。従来の高速鉄道であるKTXより1割安の手頃な運賃とアプリを使った乗務員の呼び出し、全座席のコンセント設置など差別化されたサービスを強みとしてアピールしている。
SRT開通式に出席した黄教安総理が客室などを見学した後関係者らと会話をしている
黄教安(ファン・ギョアン)総理は8日に行われたSRT開通式に出席し「SRTは韓国の鉄道歴史上初めて幹線鉄道における競争体制を導入したことにより、鉄道運営を革新する契機になると考えている。KORAIL(KTX)とSRTの運行主体のSRは健全な競争を展開しながら顧客サービスを改善するなどさらなる努力に励まなければならない」と呼びかけた。また「水原(スウォン)と仁川(インチョン)地域への高速鉄道連結事業から国民の高速鉄道へのアクセシビリティを着実に改善していく」と付け加えた。

3兆1,272億ウォンの事業費が投入され着工から5年7カ月ぶりの8日に初運行を開始したSRTのキム・ボッカン代表取締役は「SRTの開通により鉄道はもちろん公共交通機関のサービスに新たな変化が始まった。1割安の料金で、10分でも早く、顧客が望む鉄道サービスを実現していく」と意気込みを明かした。

コリアネット ユン・ソジョン記者
写真:国務総理室、SR
翻訳:イム・ユジン
arete@korea.kr
SRTの各座席にはコンセントが設けられ、上部には荷物入れがある
SRTは水西駅を出発して専用路線の東灘と芝制を経て、平沢から既存の高速鉄道路線に合流する
コメント 0