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Date: 2024-05-20 18:09:28
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溫寶
ユルダセワ・シャフロ(Yuldashevwa Shakhlo)

韓国の時代劇や伝統公演を見たことがあれば、韓国の伝統衣装である韓服(ハンボク)が視野に飛び込む経験をしたことがあるだろう。しかし、最近では世界的に各国の伝統衣装は特別な日にだけ着られる傾向にある。韓国も例外ではない。日常生活で韓服を着る人は、なかなか目にすることができない。そのため日頃から韓服が気になっていた人が多いのではないだろうか。そこで、今日は韓服について書いてみたいと思う。

韓服は昔から代々受け継がれてきた韓民族固有の衣服だ。北韓では韓服のことを「朝鮮服」と呼ぶそうだ。長い歴史を誇る韓服には様々な特徴がある。そのうち最大の特徴はなんと言っても「線」である。「チマチョゴリ」で知られる女性の韓服を見ると、チョゴリ(上着)の袖の上部は直線、下部は曲線になっている。一方、チマ(スカート)は全体的に美しい半月模様の線を描いている。このように韓服には、直線と曲線の調和による韓服ならではの美しさが表現されているのだ。また、このような線の調和の美は、とくに女性の韓服に著しく表れている。

韓服のもう1つの特徴は、用途によって様々な種類に分かれているという点だ。普段の日常生活ができる「平常服」と特別な日に着る「礼服」がある。例えば、誰にとっても大切な日である結婚式で着る伝統婚礼服も礼服の1つだ。また、韓民族は季節によって素材の異なる韓服を着分けた。季節ごとに反物や生地を適切に選ぶことで、実用性はもちろん韓服の品格までもを高めた。一方で、過去の韓国における平民階層は多彩な色が使われた派手な韓服ではなく、白一色の韓服を普段着として着た。このため、韓民族は自らを「白衣民族」と呼んできた。

私は、韓服は「着る者のことを考えて作られた衣服」だと思う。なぜなら、平均的に上半身が長く下半身の短い韓国人の体型をカバーしてくれるからだ。また、動きやすさが重視されているため体を締め付けず、痩せていたり太っていても気にせず着ることができる。そのうえ、肩の辺りに施された刺繍は女性の肩が狭く見えるようにするため、着痩せする効果がある。韓服の体を締め付けないゆったりとした形は健康にも配慮したもので、「胸より上は涼しく、へそより下は温かく」という韓医学の理論にも適っている。首の辺りは涼しいように開放感がある反面、腰やズボンの裾を折り上げ紐で結ぶことで冬の冷たい空気が入り込むのを防いでくれる。このように韓服は着る者に対する細かい配慮が込められている衣服なのだ。

露出を最小化し、端正かつ素朴な魅力を持つ韓服には韓国の古典美が溶け込んでいる。そのため我々は韓服を通じて韓国の文化や昔の生活様式、さらにはそこに込められた価値観も読み取ることができる。韓服、そこには単なる伝統衣装以上の意味が秘められているのだ。

ウズベキスタンから留学してきたユルダセワ・シャフロさんは、慶熙大学貿易学科を卒業した。今後も韓国で働きながら定住する計画。
なお、この文章はユルダセワ・シャフロさんが韓国語で書いたコラムを翻訳したもの。

翻訳:イ・ジンヒョン
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