ACMがスポットを当てているのは、アジアの文化間、そしてアジアと世界の歴史的なつながりです。1階の「Trade and the Exchange of Ideas(交易と文化の交流)」ギャラリーには、世界貿易の中心地としてのシンガポールの歴史を物語る工芸品や芸術作品が展示されています。
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川に面した棟にある「Khoo Teck Puat(クー・テクバ、邱徳抜)」ギャラリーには、かの有名な「Tang Shipwreck(唐の沈没船)」コレクションが展示されています。1998年に発見されるまで海底で眠っていた9世紀の中国の財宝が並ぶ、まさに歴史のタイムカプセルと呼ぶにふさわしいコレクションです。「Kwek Hong Png(クエック・ホンプン、郭芳楓)」棟1階は、ACM初の現代アート展示スペースです。また3階では、同館所蔵コレクションの300点を超える見事な中国陶磁器の数々が威厳を放っています。ほかに、「Ancient Religions(古代宗教)」ギャラリー、「Scholar in Chinese Culture(中国文化の賢人)」ギャラリーなどがあります。